日本ナチュロックの環境への取組み

環境問題は人類が取り組むべき大切な問題です

日本ナチュロックが見つめているのは、22世紀の地球です。『人と地球の現在と未来に貢献していくこと』、この思いこそが原点であり自らに課し続けているテーマです。
過去25年以上にわたり取り組んできた天然石とコンクリートの複合技術はナチュロック製品として実を結び、約10,500箇所(265万㎡)の納入実績を誇ります。
私たちはナチュロック製品による土木の環境リニューアルを通じて、潤いのある地球を未来の世代に残したいと考えています。

企業理念


人と地球の現在と未来に貢献していくこと。
この思いこそが『日本ナチュロック』の原点であり、自らに課し続けているテーマです。
例えば、資源や経済に大きな負担を与えることなく、あらゆる生物が安心・安全に共存でき、その豊かさが時代を超えて継続されるという”サスティナブル(持続可能)”な環境システムの創造を実践していることも、『日本ナチュロック』が果たしている大切な役割のひとつ。このサスティナブルという視点から生まれた製品を、道路や砂防の擁壁や河川の護岸、構造物などに応用することで、地球の温暖化対策も持続的に前進することになるのです。
人と自然とが語り合える環境を、もう一度実現したい。
あたたかな自然の表情を、たくさんの人々に伝えたい。
そして、潤いある地球を未来の世代に残したい。
私たち『日本ナチュロック』は、富士の麓で育まれた広大な発想、独自の研究開発から生まれた環境製品を通じて、この思いと姿勢を、どこまでも貫き続けてまいります。

日本ナチュロックの道は私たちの「過去」と「現在」と「未来」が、これからの地球環境を担っていく。

サスティナブルという発想のもとで、さまざまな環境をつなぎ、未来へとつなげていく。このサスティナブルな環境システムを実現していくために、『日本ナチュロック』は設立当初から、溶岩などの天然石やエコロジーに着目。今から四半世紀以上も前に、天然石とコンクリートの複合技術研究開発を開始し、地球環境の未来に取り組んできました。

地球が求める未来へと続く。サスティナブルな可能性で、すべての環境をつないでいく。

自然界の風土に溶け込み、河川の水を浄化し、失われつつある生態系を甦らせるという可能性に満ちた「生態系多孔質環境ブロック」、さまざまな環境に分離された同系統の生物の種を、有機的に結びつけていく”ビオトープ”という概念を取り入れて開発した「ビオボード」や「ビオフィルム」、つる植物の根が溶岩に絡んで壁面緑化を進行させ、植物の育成をサスティナブルに補助する「ツタ緑化パネル」。これらをはじめとする、ひとつひとつの製品が、人・自然・地球・未来に対する、私たちの思いそのものなのです。

サスティナブルとは

サスティナブル(持続可能な)という言葉は1984年、国連の環境と開発に関する世界委員会で「持続可能な開発」の概念が提唱され、1992年の国連環境開発会議(地球環境サミット)のリオデジャネイロ宣言やその行動計画(アジェンダ21)に盛り込まれてから使われるようになりました。「持続可能な開発」とは「環境的に健全で持続可能な経済発展」を意味しています。最近では様々な場面でサスティナブルという言葉が使われるようになりましたが、「目先のことよりも長期的な視野で地球環境に配慮する」という極めて重要な理念として位置づけられています。

日本ナチュロックでは

日本ナチュロックでは設立当初から天然石やエコロジーに着目し、ビオフィルムをはじめとするナチュロック製品の開発を通じてコンクリート構造物をナチュロック製品で覆う土木の環境リニューアルを過去四半世紀にわたり提唱してまいりました。私たちは土木の環境リニューアルにより、失われた生態系を回復することでヒートアイランド現象を緩和し地球温暖化の防止にも貢献できる考えています。日本ナチュロックはサスティナブルに地球環境と向き合い、様々な製品を通して人と自然に貢献し続けることで地球温暖化対策に取り組んで行きたいと考えています。

ビオトープとは

ビオトープはドイツで生まれた概念で本来、生物が互いにつながりを持ちながら生息している空間を意味します。近年は環境への意識の高まりから、開発事業などによって環境が損なわれた土地やビルの屋上などに造成された生物の生息・生育環境空間を指すことが一般的になっています。都市化の急速な進行により池や沼・湿地・雑木林などの身近な自然が姿を消しており、各地でビオトープ整備が導入されています。こうしたビオトープ造成事業では昆虫や魚・野鳥など小動物の生息環境を意識した空間造りが積極的に行われています。ナチュロック製品は、溶岩の多孔質構造が呼び水となり微生物が活動し、やがてそこに植物や小動物が住み着いて小さな生態系を形成するため容易にビオトープを形成することができます。
溶岩の小さな孔には水や空気が溜まり微生物の活動があります。そして、小植物が育成すると昆虫等の小動物が住み着くようになります。小さなビオトープの誕生です。その昆虫を食べにカエルが出現しました。ビオフィルム施工の一例です。

環境保全について

1993年に制定された環境基本法では環境保全について「人の活動による地球全体の温暖化又はオゾン層の破壊の進行、海洋の汚染、野生生物の種の減少、その他の地球の全体又はその広範な部分の環境に影響を及ぼす事態に係る環境の保全」と定義しています。

日本ナチュロックでは

日本ナチュロックが提唱する土木の環境リニューアル・コンクリート・リフォーム工法は、既存構造物を壊さずにその表面をナチュロック製品で覆うことで景観や生態系の回復を図り環境を保全します。ビルの壁面をはじめとする建築物、補強土擁壁やL型擁壁などの垂直型・鋼矢板護岸などの土木構造物が周囲の自然環境と調和し、同時に自然環境の回復を図ることができます。

自然と共存するナチュロック製品

ナチュロック製品は多孔質な天然溶岩の空隙が微生物の生育を助け、生態系の保護や環境浄化効果を生み出して環境を保全します。植物の自然発生を基本コンセプトにしているので、四季の変化・日向と日陰・北斜面と南斜面など施工した場所の環境に応じて豊かな表情を見せながら自然生態系を回復していくのも大きな特長です。ナチュロック製品を施工するとコケ類や根の浅い植物が適度に成長していくので、メンテナンスにも手間がかかりません。

自然復元のビオフィルム

自然復元について

ヒントは富士山麓の樹海にありました。富士山麓に広がる青木ヶ原樹海のベースは土ではなく溶岩です。溶岩は内部にまで無数に入り組んだ細かい孔を有する多孔質で水や空気を多く含んでいます。このため苔やシダが生息しやすく、さらに長い年月をかけて風雨に曝された結果、様々な植物や樹木が生育し、そこに多くの動物が集まり見事な生態系が完成したのです。

当社の考え

富士山の樹海にヒントを得て、溶岩という自然の産物を有効に活用したナチュロック製品は極めて自然の摂理に沿った製品です。愛知県豊橋市の内山川では、平成11年から絶滅の危機にあったゲンジボタルを復活させようと地元の「内山川ホタルを守る会」がボランティアで日本ナチュロックのビオフィルムを護岸に貼りました。その結果、一時は数十匹にまで激減していたホタルが数千匹にまで復活しました。当社では内山川の取組みを応援しています。

ビオフィルム

ビオフィルムは、超軽量・超薄型の特殊な基盤をベースにした多孔質環境素材です。生態系の保護や環境浄化を促すことができ、地球温暖化防止に貢献します。コンクリートの地肌をビオフィルムで覆う土木の環境リニューアルにより無機質な構造物に生態系を取り戻すと共に、二酸化炭素の吸収や熱反射を抑えてヒートアイランドを防ぎます。また、コンクリート製品の表面をビオフィルムで覆うことで簡単に環境製品にリニューアルが可能です。洗い出し・ショット仕上げ・天然石仕上げ等の必要がなく産業廃棄物も出ず設備投資も不要なので、低価格で高付加価値環境製品を御社のラインナップに加えることができます。製品はハードタイプとフレキシブルタイプのそれぞれに3種類のバリエーション。全国で約5万㎡の施工実績があります。

コンクリートリフォーム

社会資本整備や都市開発では、コンクリートを多く利用してきました。コンクリートは強度や耐久性・経済性に優れており土木・建築構造物には不可欠の材料ですが、自然界では無機質な表面が違和感を与え生態系の遮断要因にもなります。一般的に行われている植栽型の緑化は表情が画一的になりやすく、景観を維持するためには施工後のメンテナンスも必要です。また、コンクリートの表面デザインは着色や石肌模様を付ける程度にとどまっており、景観・環境・温暖化対策などのニーズに十分応えているとはいえません。これに対して溶岩パネル・ビオフィルムを使ったコンクリート・リフォーム工法は、既存構造物を壊すことなく表面を覆うことで景観や生態系の回復を図ることができるためコスト縮減の観点からもメリットの大きい工法です。
近年は環境保護意識の高まりから、市民団体を巻き込んだ環境型公共工事が拡がりを見せています。公共事業削減で低迷するコンクリート製品業界にとっても環境を切り口にしたコンクリート・リフォーム工法の導入は、新たな営業展開や企業イメージの向上など様々なメリットが期待できます。

壁面緑化

地球温暖化対策で壁面緑化は必ず普及させなければならないテーマです。
地球温暖化の要因のひとつであるヒートアイランド現象は、建築物や構造物の壁面が太陽光などによって蓄熱し温熱環境を作り出すことが原因とされています。このため壁面緑化を進め、壁面温度下げることが地球温暖化対策に大きく貢献すると考えられています。
100%の緑化は植物の枯死や過度な生長の原因になりメンテナンスが必要となりがちです。
適度な緑化は壁面が露出するので、景観に配慮した素材を選ぶことが大切だと考えます。

特徴

  1. つる性植物の根が多孔質な溶岩に絡んで生育するため優れた緑化効果を発揮します。
  2. 溶岩の落着いた色と植物の緑がマッチして癒しの空間を演出します。ツタ緑化パネルで壁面緑化された壁のそばでは、真夏の炎天下でも日陰にいるような涼しさを感じます。
  3. 天然素材を使用しているため植物のサスティナブルな生育を可能にします。
  4. 従来品に比べ低価格を実現、しかもノーメンテナンス。
  5. サイズと色は施工場所に合わせて対応が可能です。
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