HOME > プレスリリース > 1993.10.25 山梨日日新聞

1993年10月25日

景観にマッチさせ製品化


1993年10月25日 山梨日日新聞

わが社のヒット商品 ナチュロック(日本ナチュロック)
景観にマッチさせ製品化

 日本ナチュロック(南都留郡西桂町1378−1、佐藤悦三社長)は、コンクリートブロックの表面に天然の石や岩を埋め込んだ外壁材「ナチュロック」を開発。景観を損なわない外壁材は、環境保全への意識向上の“追い風”を受け需要を伸ばしている。
河川の土手から土木・造園材まで用途は無限であること。現在のラインナップは溶岩やみかげ石、てっぺい石など八種類がメインだが、用途や場所に応じて石の色を微妙に変えることも可能。さらに「コケが付きやすいように」などの要望にも対応している。
開発は7年前。富士山の景観を損なわない土留め材を依頼されたことがきっかけだった。コンクリートブロックの表面に天然の石を埋め込むことを考えた。従来のコンクリートブロックに比べ価格は2倍ほどするが耐久・退候性でそん色はないことから、注文は急増していった。
最近は県外からの需要も増え、全国各地の27事業所と技術提携した。製品が使用されている現場は400を越えた。技術の普及と、そのレベルアップが課題だという。
今年四月には景観形成研究所(甲府)を開設した。施工前に現場の写真を送ってもらい、製品との合成写真を作製し、現場の景観にどの製品が一番マッチするかを調べている。
佐藤俊明専務は「日本中に製品を普及したい。ナチュロックを使ってもらえれば、日本の景観は守れると確信している。」と熱っぽく語る。