ビオボードを発表したBUFF'97 ( 幕張メッセ ) 総合企画デザイン : 佐藤俊明 ビラミッド製作 : 小山田孝
自然界の生態系ピラミッド
地球環境問題の解決が人類共通の緊急課題となった今、これからの開発、街づくりには次世代の健やかな生活と自然との穏やかな折り合いを構想にいれた「サスティナブル(持続可能)な環境づくり」が必要になっています。つまり開発に必要な素材には、生態系を保全あるいは復元する製品が求められています。
ナチュロックビオボードは建築物、河川擁壁など、既存のコンクリート構造物を壊さず生き物が生息するための環境を再生する景観素材です。ビオボード表面の多孔質な素材がコケや草などの植物が自然発生する舞台となり、そのつながりが都市の中にも小さなグリーンベルトを生み出すのです。高さ約4mのこのピラミッドの表面には、220枚のナチュロックビオボードが使われています。たとえ無機質なコンクリート構造物であっても、ナチュロックビオボードを施工することにより、植物で覆われた「生態系ピラミッド」に変身するのです。垂直の壁面であってもビオボードを再生するこのナチュロックビオボードは、メンテナンスの心配もなく、都市のヒートアイランド現象の緩和にも貢献する、次世代のためのサスティナブルな開発を可能にした環境共生型製品です。
ナチュロックビオボード
寸法 : 300×1,100×20mm
重量 : 20kg
生態系ピラミッドの寸法
高さ : 4,067.99mm
基底部 : 6,350.59×6,350.59mm
一面の面積 : 13u
四面の合計面積 : 52u
ナチュロックビオボード使用枚数 : 220枚
天然溶岩石使用個数 : 7,212個
幕張メッセ BUFF'97
幕張メッセ BUFF'97
2000年 河川環境展
2000年 河川環境展
BUFF'97から11年経った生態系ピラミッド 2003年5月23日
BUFF'97から11年経った生態系ピラミッド 2003年5月23日
BUFF'97から11年経った生態系ピラミッド 2008年5月23日
BUFF'97から11年経った生態系ピラミッド 2003年5月23日
静岡花博の小ピラミッド
六本木サントリーホール前の小ピラミッド
山梨の工場にある、BOX付きの小ピラミッド