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1999年3月19日

環境共生型の庭づくり 日本ナチュロック 事業化にモデル

1999年3月19日 日刊工業新聞

環境共生型の庭づくり
日本ナチュロック 事業化にモデル

 日本ナチュロック(東京都港区赤坂7−6−43、佐藤悦三社長)は、多孔質な天然石を用いた生態系育成型修景資材を使用し庭づくりを行うビオ・トープ型ガーデン事業に乗り出す。第一弾として環境共生型の住宅展示場の中に「エコ・コミュニティ・ハウジングパーク」を開設する。新規事業のため、99年度は市場調査的なものとし、ユーザーやメーカーの反応を見ながら今後の事業方針を決定する。
ビオ・トープ型ガーデンは、同社が開発した土木から建築まで幅広く活用できる「ビオボード」やガーデニング用品の「ビオプランター」、「ビオカスケード」、「ビオガーデンキット」で、また各種イベントに使える「生態系ピラミッド」を総合的に組み合わせ本物の自然に向き合える「エコ・ガーデン」をユーザーに提案し造り上げるもの。
現在、同社の売上高は公共事業の受注が主体となっているが、同事業を推進することにより将来的には売上高の20%程度まで伸長させたい考え。
佐藤俊明専務は「外来の石や植物を用いるイングリッシュガーデンなどは自然環境の観点から見ると日本の自然に調和しづらい面がある。当社製品は国内にある石や草、コケを中心としたものであり、自然環境と調和した庭をつくるには最適だ」と語り、都市部を中心に21世紀にはエコ・ガーデンは巨大な市場になると予測する。
すでに個人住宅では、同社のビオ・トープ型ガーデンは多数の受注実績を持っており、問い合わせや引き合いは多い。