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2008年9月25日

立会川うるおいプロジェクト



2008年9月 品川区グラフ誌 すまいるしながわ より一部抜粋

かつてはどぶ川として都内ワースト1になった立会川。ボラの遡上をきっかけに美花活動に取り組んでいます。

立会川の潤いを感じてもらうために美花活動を展開
平成15年、立会川はボラの大群がのぼってきたことで有名になりました。このことをきっかけに立会川とその周辺地域の美花(美しい花をイメージして)に努める「立会川うるおいプロジェクト」が設立されました。

品川区と東京都、JR東日本が、東京駅周辺のトンネルに漏出する地下水を導水したことで、水質が改善された立会川。ボラが川に現れたのはその半年後のことでした。「たくさんの方が見物にいらっしゃいました」と、このプロジェクトの世話役である永尾さん(しながわ花海道プロジェクトにもかかわる)は当時を振り返ります。「くさい、汚いまちの汚名返上と活性化の一助になればと、環境美化に取り組んできました」とのこと。護岸にプランターを設置し、会員登録制で好きな花を植えてもらうという「お花いっぱい運動」を行っているそうです。

最近では、愛・地球博で溶岩パネルを見たプロジェクトのメンバーが立会川にも溶岩パネルをと要望し、区が設置しました。この溶岩パネルにツルをはわせて緑化すれば、夏の照り返しなどを防ぐことができ、地球温暖化防止にもつながります。「今後も活動を継続し、立会川沿いを花でいっぱいにしたいですね。立会川駅から花海道までを花で飾り、訪れた方を案内したいです」と、永尾さんはこれからの抱負を語ってくれました。

(豆知識あれこれ)溶岩パネル・・・スライスした溶岩を材料に作られた「溶岩パネル」は表面に空いている穴に水がたまりやすく、植物が根をはりやすい造りになっています。植物がパネル全体を覆うことで、二酸化炭素の吸収効果や断熱効果が得られ、地表の温度上昇を緩和します。