2009.4.20 週刊ブロック通信
首都高速の緑化本格化
首都高速道路(本社、東京)が整備を進めていた湾岸線西行き浦安付近の壁面緑化工事がこのほど完成した。現場は千鳥町ICから東京方面に向かって約3km地点の高架道路橋上。将来の計画を見据えて道路接続用に確保している通称「イカ耳」と呼ばれる空きスペースに設置されている遮音壁360u(高さ3m・幅120m)の緑化を中心とした環境・景観整備が今年2月から進められていた。
今回の壁面緑化工事では、日本ナチュロックが開発した緑化型遮音板ビオボード外部ボックスと、据え置きタイプのビオボード下部ボックスが採用された。雨水による自然潅水で自生でき、生長繁茂が著しくなく剪定刈り込みなどの作業がローメンテナンスで行えることなどが高く評価された。
国連が提唱する「グリーン・ニューディール」の流れを受け、世界的に環境配慮型プロジェクトへの機運が高まりを見せている。ナチュロック製品に対する引き合いは日本国内にとどまらず、アメリカや韓国にも広がりを見せている。