2011年10月17日
「外壁材に溶岩使用 日本ナチュロック」
2011年10月17日(火) 日本経済新聞
「外壁材に溶岩活用」
建材開発の日本ナチュロック(東京・港、佐藤俊明社長)は、溶岩と金属板などを組み合わせた住宅の外壁材を開発した。
溶岩表面の穴が水分を吸い込むた気化熱で住宅を冷やせるほか、植物を生やして日射も抑えられる。夏期には室内温度を2〜3度下げられるという。近く発売し、3年後に3億円の売上高を目指す。
中国やフィリピン、三宅島や大島で採取された溶岩を四桂工場(山梨県西桂町)などで5〜10平方センチメートルの板状に切断。金属板やセメント板に貼ってパネルに加工した。厚さ1.5〜2.6センチにし、重量を一般的な外壁材と同程度に抑えた。
価格は1平方メートル2万2千〜2万8千円。一般的な外壁材の4倍だが、一括納入すれば割引も可能だという。